3.西洋占星術のプロローグ

18世紀になって医学と西洋占星術は、医学の急速な進歩によって、完全に分離した流れとなりました。それまでは医学と占星術は共存共栄の形で社会に存在していました。17世紀までの、西洋占星術は大きな2つの流れがあります。一つは現代も続く、生年月日・時間・出生場所からそのときの星の配置図を見て占う方法であり、これは東洋占星術(算命・四柱推命法など)でも同じですね。もう一つの流れはもう完全に廃れたといってよいぐらいですが、僕(あくまで個人的)には、非常に興味深いデカンビチュア(兆しの意味だが、元来横たわるというラテン語で心理療法で横たわって治療するのとは関係ない)という図をつくり、星がものごとの兆しを現すとして解読・分析する方法です。(一般的にはホラリー占星術という)余談になりますが、僕は株に興味を持っていますので、特にそのように思うのかも知れません。注意してると株が上昇を始めるときは必ず出来高や株価になんとなくその兆が現れることが多いですね。具体的には、物事が起こったときの、または占星術師に相談にきたときの、星の配置を見て判断するようです。例えば、よくある話だが、自分のなくした財産はも戻ってくるのか?あの事件の犯人は誰なのか?病気は体のどの部分なのか?病気は治るのか?など古代から17世紀にかけた占い師たちは、その質問されたときの星の配置図から答えを推察しました。コナン・ドイルのシャロック・ホームズの中で帽子一つから、犯人の性格・体格・年齢などを推察する場面がありましたね。また最近では、テレビで逃亡中の凶悪犯人は今どこに?といって世界の著名な超能力者たちが推察しているのをよくみかけます。アメリカの警察には専門的な捜査担当者(テレビの心理捜査官?)を抱えているところもあるようです。現在では医学・科学が進歩して占星術など見向きもされなくなったように思われますが、また古典の伝統的な占星術が復活してきています。最近特に狭苦しくなってきた地球から宇宙を見ると何か夢を感じる世界観に人々は魅了されていくようです。手相術・算命術からいよいよ次回からFirst流の西洋占星術に入りますので、一緒に楽しく勉強しましょう。

 

2.ホロスコープつて何なの?

コープを簡単に作れるソフトが沢山市販されホロスコープをつくり解読していくのが、西洋占星術ですね。ホロスコープを作るのは本当に大変な作業ですが、現代では、ホロスていますので、簡単に作ることができます。みなさんもVector社などの市販ソフトをお探し下さい。作成には出生年月日・時間・場所(緯度・経度)などが必要です。入力しますとその瞬間の、惑星の位置をプロットした図表になります。それは地球から見ると、惑星の背景に星座が見えます。例えば乙女座の人は、太陽が乙女座にあります。そして蠍座の人は、太陽が蠍座にあります。太陽がある場所が、その人の雑誌や新聞の今日の占いの「私の星座」になります。惑星は10個あり、それぞれの惑星が、どの星座にあるかで、簡単に考えるなら、一応解読されるわけです。First流にわかりやすく解釈すれば、一般的に惑星は、心にひそむいろいろな欲望や情熱を演じる演技者と考えればよいでしょう。そして星座(サイン)は演技者の性格・気質などを表してる背景(壁紙)と考えればわかりやすいでしょう。また地球の自転(天球が回転します)をもとに、12等分したのをハウスといいます。ハウスは人生のあるとき、範囲、場所を示します。もうホロスコープを読める自信がついたことでしょう。始めはあまり複雑に考えすぎないようにしましょう。西洋占星術の生みの親であるプトレマイオス(ギリシャ人でローマの市民権をもつ83−168年)の著書「アルマゲスト」に述べられている占星術は、今も古典占星術師たちの聖書です。15世紀に入り天文学が発展し、コペルニクス・ケプラー・ガリレオ・ニュートンなどにより地動説が発表・確認されましたが、西洋占星術は、今でも地球を中心に、球(天球)をつくり、惑星が回る仕組みになっています。実際の星座はいろいろな大きさがありますが、ホロスコープの場合すべて同じ大きさになっています。次回から惑星、星座、ハウスを構成する個々の意味を考えていきますが。西洋手相術から読まれている方は、その惑星のもつ意味の一致に驚かれるでしょう。

 

 

  → 続く


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