2..算命術のプロローグ

 

今日から算命の説明に入ります。
算命は、最初は理解しにくいので、First流に易しくお話させていただきます。

 

中国では占星術のことを「算命(さんめい)」といい、占いの全般をさしています。
算命の原理である算命学の起源(文献により異なります)は、5世紀頃の中国で、その創始者は『鬼谷子(きこくし)』といわれています。道教の元になる考え方が、形を変え、帝王学、軍略に応用・発展してきたようです。
算命学とは『人は如何に生きるべきかという人間としての生き方とこの世における役割を発見していく「人生の学問」』とか「人間に真理を教え、幸せをもたらす唯一の東洋の学問」といわれています。占いはその算命学の一部です。人は運を知りその運を変化させることが出来る、人生の過去・現在・未来の運命を予知・予測できる占いとして発展してきました。
日本では高尾博士が昭和40年代に、誰でも利用できるように発表されました。

 

 

 

2、算命学の基本の考え方

五行と十千

 

算命学では空間を天上の神,時間を地上の神と定義します。

 

算命学の基本の考え方は,宇宙自然空間を天上の神とし,「この世にあるあらゆる事象は、すべて5つの要素から成り立つ」という陰陽五行説です。5つの要素とは木・火・土・金・水のことで、算命学ではこれを「五行(ごぎょう)」と言い表します。現在でも「五体満足」「五臓」「五大陸」「五惑星」などの言葉がありますね。

 

さらに木・火・土・金・水の「五行」にはそれぞれにプラス面(陽)マイナス面(陰)があると考えます。

 

木性の陽は甲木、陰は乙木、以下・火・土・金・水の陽陰は丙、丁、戊、己、庚、辛,壬,発と定め、それら10種類の項目を「十千(じゅっかん)」と呼びます。
すなわち 空間を5分類して、5行、それぞれの5行を陰陽に細分化して10分類したものが甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)といい十干としました。十千は今でも、暦にあてはめられ、10年ごとに同じ十千が繰り返されています

 

 

    → 続く


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